「お昼の12時が締め切りだったんだけど、半日遅れちゃったんだ」
今回のフレーズは、「all about」
(6月7日号)
どうやら、何かのタイミングを逸してしまったようです。
こんな状況で使えるのが、”all about ~”。
英語で、
“all”は「すべて」。
“about”は「~について」ですね。
しかし、この2つを組み合わせると、
こういった意味になります。
では、実際の会話では、どんなふうに使うのでしょうか。
たとえば、
つぎの場面で見てみましょう。
こんな場面で
[友人や同僚との会話で]
A. I tried to submit a paper to an international journal for publication, but it was not accepted.
A. 国際学術誌で発表する(予定の)論文を提出したかったんだけど、受け付けてもらえなかった。
B. How come? I know you put all of your energy into it. What happened?
B. どうして? あんなに頑張っていたのに、どうしたの?
A. Well, the deadline was set at noon today. But I missed it by half a day.
A. 今日の正午12時が締め切りだったんだけど、半日遅れちゃったんだ。
B. Oh, I see. It’s all about timing.
B. ああ、そういうこと。タイミングがすべてということね。
「all about」以外の重要表現
上の会話文では、「all about」以外にも、会話や文章で使える表現がいくつかありました。
ここでは、それらの表現を確認しましょう。
その他の重要表現
submit a paper : 論文を提出する
international journal : 国際学術誌
How come? : どうして?
put all of one’s energy into ~ : ~に全エネルギーを注ぎ込む
deadline : 締め切り
miss the deadline by half a day (= 12 hours) : 締め切りを半日過ぎる
その他の言い換え表現
上の会話文で A. submit a paper to ~ の箇所には、
post a comment on a journal article published in XXX
などの表現を入れて使うこともできます。
post a comment : コメントを投稿する
journal article : 雑誌の記事、学術論文
「all about」を使った慣用表現
こんな時にも
”all about ~” は、「肝心なのは~、つまりは~ということ」と言いたい時に便利な表現です。
~の部分には、名詞のほか動詞の …ing 型などが入ります。
[例]
It’s all about love! 「愛こそすべて!」
It’s all about neutralizing the virus. 「ウイルスを中和(無毒化)することに尽きる」
など。
類語・類似表現
“all about ~ “は場面によって、
“What matters [the] most is ~ “
などの表現を使って言い換えることができます。
まとめ
いかがでしたか。
今回の会話文は、「国際学術誌」にまつわる、ちょっとアカデミックな話題でした。
上のような場面設定に限らず、
“all about ~”は、「そこが、肝心なんだよ!」と言いたいときに、さっと使える便利な表現。
ぜひ、実際の会話でも使ってみてくださいね。