“now and then” を使って
「ときどき、~している」を表現してみましょう
今週の英語のフレーズは、”every now and then”
(2020年6月28日号)
または、 “now and then”
意味は、「ときどき、時折」など。
こんな場面で
[友人同士の会話で]
A. I saw a girl playing in the wood alone yesterday.
A. 昨日、女の子が一人で森の中で遊んでてさぁ。
B. And then, when she started singing a song, birds flocked around chirping with her, right?
B. それで、その子が歌を歌い出したら小鳥たちが集まってきて一緒にさえずり始めたんだろう?
A. How do you know that? That’s precisely what I saw.
A. 何でわかったの?それって、まさしく僕が目にした光景だよ。
B. Well, she seems to be able to talk to them. She is there singing every now and then.
B. 小鳥たちと話ができるみたいなんだよなぁ。あの子なら、ときどきあそこで歌っているよ。
[その他の重要表現]
in the wood[s] : 森の中 (森 : [英] the wood [米] the forest )
flock around [someone] :(人の周りに)集まる、群がる
chirp[ing] :(小鳥が)さえずる
(ここでは “and started chirping”の”and started”を省略しています)
precisely what I saw. : 私がみたものとまさに同じ光景
(”precisely”はこの意では”exactly”と同義)
seem to [be] ~ : ~であるようだ
be able to ~ : ~できる
[類語・類似表現]
“[every] now and then” は “occasionally”と同義ですが、口語では、こうしたフレーズがよく使われます。
“[every] now and again” や “from time to time” とも言い換えることができます。
頻度を示す、”day in, day out” and “day after day”
頻度を示す表現は、ほかにもたくさんありますが、
” [every] now and then” よりも頻度の高い「毎日毎日、来る日も来る日も」を表わす独特なフレーズとして、
“day in, day out” / “day in and day out” や “day after day”などがあります。
こんな状況で
しかし、これらの表現には「不本意なことを明けても暮れてもし続けている」というニュアンスが含まれるため、使うときには少し注意が必要です。
例えば、
My brother told me to do this tedious job day in, day out. :「兄さんにこの退屈な仕事を毎日毎日やるように言われたんだ」
“tedious【tíːdiəs】job” :「退屈な仕事」、と言った具合。
一方、”day after day”は日本にもファンの多い、カーペンターズ[Carpenters]の “I Won’t Last A Day Without You” の歌詞の冒頭に使われています。
Day after day I must face a world of strangers. Where I don’t belong, I’m not that strong.
いずれも、ちょっと皮肉を込めて何か言いたいときに使える表現といえるかもしれません。
番外編
ちなみに、この曲の邦題は「愛は夢の中に」ですが、
“I Won’t Last A Day Without You” を(この歌の状況で)直訳すれば「あなたなしでは一日(たりと)もたない」になります。
“last” は「名詞」や「形容詞」と覚えている方も多いと思いますが、この ”last” は「動詞」の用法です。
こぼれ話:カーペンターズと言えば、今週のフレーズ “now and then”と同名タイトルのアルバム「Now & Then」を発表しています。しかし、このアルバムのタイトルは今週のフレーズの意味ではなく、文字通り “now” & “then”「現在」と「過去」です。